おやつの与え方…幼児期 おやつの役割・与え方のポイントを紹介

子育て相談
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ミルクしか飲まなかった赤ちゃんも、成長とともに社会が広がり、食べ物の幅も広がります。おやつもそうです。友達の家、保育園、親戚の家など様々な場で、初めてのおやつと出会う機会も出てくるでしょう。おやつは美味しくて楽しくて心が躍る時間ですが、どこまで制限し解禁してよいものか悩むものですね。

「先日2歳半の息子を祖父母の家に預けた時、おやつにアイスを食べたそうです。それ以来アイスの味を覚えてしまい、毎日のようにアイスをせがむようになりました。おやつをあげた方がいいとは思いますが、市販のお菓子や甘い物はあげたくありません。やはりおやつは必要でしょうか。与え方のポイントも知りたいです。」

今回は、このような相談にお答えします!

おやつの役割

子どもにとってのおやつは、大人の感覚、、つまり単なる嗜好品とは違います。まずは、子どもにとってのおやつの役割についておさえておきましょう。

栄養補給

当然ですが、幼児は体が小さいです。一度に多量は食べられません。たくさんの量を食べられたとしても、胃腸はそれらをしっかりと消化、吸収することができません。
そこで、朝・昼・夕の3食に加え、おやつ(間食)で栄養を補います。そのため、おやつは「第4の食事」などと呼ばれます。おやつは幼児にとって大事な栄養源ですから、内容、回数、時間も考慮して与えることが大切です。
内容は、炭水化物を中心に考えることがポイントです。その上で、食事で摂り切れなかった栄養素(カルシウム、ビタミン、ミネラル、鉄など)を補うメニューを取り入れるといいでしょう。
食事の時に、子どもが何を残したかを記録しておくといですね。残した食事(栄養素の不足分)をおやつで補うといいですね。牛乳やヨーグルト、チーズ、果物もおすすめです。
回数は、1~2歳は1日2回、3~5歳は1日1回が目安です。
時間は、1~2歳は午前と午後に1回ずつ、3~5歳は午後に1回がいいでしょう。毎日同じ時間に与えることが望ましいです。

心と体の「お楽しみタイム」

食事の位置づけとはいえ、子どもはおやつが大好きです。大人でもおやつを食べる時はワクワクしたり心が落ち着いたりしますよね。子どもも大人と同じようにおやつはワクワクするひと時なのです。
時には、子どもと一緒に手作りおやつに挑戦したり、お友達と集まっておしゃべりしながら食べたり、公園に行ってピクニック気分で食べたりして、楽しくて美味しい体験をさせてあげましょう。

よい食習慣作り

幼児期はその後の食習慣の土台を作る大切な時期です。おやつ前の手洗い、準備、挨拶、食事中のマナー、食べ方、後片付けなど、よい食習慣を身につけることもおやつの活動の大切な役割の一つです。また、食べた後には歯磨きやうがいをさせて、虫歯予防の意識づけも促すことができます。

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与え方のポイント

おやつにおける学びも重要な食育です。食習慣を身につけるだけでなく、家族や友達との楽しい時間を過ごすことで社会性を身につけたり、美味しい物を口にすることで情緒の安定が得られたりする貴重な機会でもあります。与え方のポイントをおさえ、よりよい「おやつタイム」にしていきましょう。

時間を決める

おやつはあくまでも3食の捕食です。できるだけ同じ時間に規則正しく与えましょう。つい子どもが食べたがる時にあげたくなりますが、子どもの言うままに与えていると「だらだら食べ」の状態になる可能性があります。結果、3食の時にお腹が空かず食事が食べられなくなります。
また、常に何かを食べ続けていると胃や腸に負担がかかりますし、虫歯の原因にもなります。
おやつの時間をきちんと決め、食事の時間もできるだけ同じ時間にすることが理想です。空腹になってもおやつでつなぐのではなく、食事の時間まで少し我慢することも教えてあげてください。空腹を知ると、3食を残さずに食べるようになったり、空腹で食べると美味しいことに気付けるようになったりします。

カロリーを考える

おやつは、1日の摂取カロリーの10~20%にしましょう。1~2歳は100~200kcal、3~5歳は130~260kcal程度が目安です。
その日の様子を見ながら適量を与えましょう。雨の日など活動量が少ない場合や3食だけでカロリーや栄養素を十分に摂ることができた時は、少なめにします。水分が多めの果物だけにするなどの工夫もいいですね。

栄養バランスをよく考える

おやつの内容は、基本3食の食事で不足する栄養素を中心に考えます。朝・昼・夕にどんな食事を与えたかだけでなく、子どもが食べた量を観察することが重要です。残した内容や量を見ながら不足分を補うといいでしょう。
その中でも、カルシウムは特に不足しがちな栄養素です。1歳~19歳のカルシウム摂取量の平均値は、すべての年齢において必要量を下回っています。3食だけでカルシウムを摂り切るのは大変なので、おやつを活用して意識的に摂りたいところです。牛乳やヨーグルトなどの乳製品、しらすやちりめんじゃこなどの小魚を積極的に取り入れることをおすすめします。

砂糖の与え過ぎに注意する

「おやつ=お菓子」となると甘い物が多めになり、糖分過多になりがちです。砂糖は、糖質と脂質以外の栄養が摂れないため捕食の目的が果たせません。
また、砂糖は短時間で血糖値の関係で後を引き、すぐにまた甘いものが欲しくなるという特徴があるので、肥満や虫歯の原因となる恐れがあります。
ただ、「甘い物=悪」ではありません。糖分には、エネルギー源になる、頭の働きをよくする、リラックス効果があるなど面もあります。 ルールを決めて上手に与えるようにしましょう。

やみくもに与えない

おやつはあくまでも捕食です。不必要な時は与えないように心掛けましょう。泣きやませたいからあげる、駄々をこねるからあげる、欲しがったからあげる、店内でおとなしくしてほしいからあげるといった与え方はおすすめできません。
お腹が空いていない時におやつの「だらだら食べ」をしてしまうと、3食が進まなくなりますし、カロリーオーバーの原因にもなります。

最後に

年齢が上がると行動範囲が広がります。同時に既製品のおやつと出会う機会も増えてきます。想定外に家であげていないお菓子を口にすることも出てくると思います。気になるところだと思いますが、これを完全に防ぐことは不可能に近いかもしれません。また、あまりにも厳しい制限をしてしまうと食そのものが楽しくなくなってしまいます。
既製品のお菓子を子どものほしがるままに与えるのはNGですが、絶対に食べてはいけない!というのは現実的ではありません。きちんとルールを決め、その他のおやつで量と内容をコントロールすれば、少し制限を緩めてもいいかもしれません。

ポイントをおさえた与え方で、子どもの健やかな成長を促していきたいですね。

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