子どもが嘘をつく…幼児の嘘は2種類!問題のある嘘とない嘘。理由や対応、年齢別の特徴も紹介

子育て相談
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子どもが嘘をつくと不安になりますよね。このまま「嘘つき」になってしまったどうしよう…と。でも、人間はもともと嘘をつく生き物なのです。大人も嘘をつくことがあります。嘘八百、嘘から出た実、嘘も方便、嘘にも種が要る、嘘つきは泥棒の始まり…「嘘」を含むことわざや故事などが多数あることからもわかります。
子どもの嘘には理由があります。頭ごなしに否定するのではなく、「嘘をつくようになったのは成長した証」とゆとりを持って受けとめられるといいですね。

「4歳の子どもがしょっちゅう嘘をつきます。すぐにばれる嘘なのですが、なぜ嘘をつくのでしょうか。このまま嘘つきな子に育ってしまいそうで心配です。」

今回は、このような相談にお答えします!

幼児の嘘…種類別の理由と対応

一般的に、子どもは2歳半頃から嘘をつき始めます。でも、幼児の嘘は、大人が考えるような嘘(悪いと知りながらつく嘘)とは異なる場合がほとんどです。意識的で計画的な嘘は、幼児の発達段階ではまだ無理だという言うこともできます。
子どもの嘘には特有の特徴があります。まずは嘘の種類を理解しておきましょう。

幼児の発達過程で見られる問題のない嘘

記憶容量が小さいための嘘

覚えていない部分を想像で話すため「嘘」と受け取られてしまいます。
例えば、ママとスーパーに行った後、パパに「スーパーで何を買ってきたの?」と聞かれるも、買った物を覚えておらず違う物の名前を言ってしまったという内容です。

願望による嘘

こうなったらいいなと毎日のように強く願っているうちに、叶ったつもりになってつく嘘です。
例えば、「新幹線に乗りたい!」と思っているうちに、「昨日、新幹線に乗ったよ」と発言してしまうという内容です。嘘というより妄想に近いですね。

空想と現実の混同による嘘

現実にないことを本当にあったと思い込んでつく嘘です。
幼児は、空想の世界と現実の世界の境界線が曖昧になり、自分が見た映画や絵本などのファンタジーの内容を、現実にもあるかのように話すことがあります。例えば、「公園でワンワンがお話してたよ」というような嘘です。かわいらしいですね。

※対応

上記のような嘘は、幼児の発達過程で見られる嘘で、誰かを騙すための嘘ではありません。この場合は、よく話を聞いてあげることが大切です。
記憶に関する嘘であれば、じっくり話を聞いてあげましょう。そうすることで、子どもの中に「次はもっとよく覚えていよう」という意識が芽生えます。記憶力の活性化につながるとも言われています。
願望による嘘であれば、現実に立ち返れる言葉かけとともに、どうしたら実現できるかを一緒に考えてあげるといいでしょう。

注意が必要な嘘

自己防衛による嘘

怒られるのが怖いためにつく嘘です。
例えば、お弁当を残したのに「全部食べた」と言ってしまう、友達を叩いてしまったのに「叩いていない」と言ってしまうなどの内容です。

注意を引きたいための嘘

親が喜ぶだろうと記憶を書き換え、事実と異なる回答をしてしまうなどの嘘です。
例えば、かけっこで4位だったのに親に「今日、幼稚園でかけっこ1番だったんだよ。」と言ってしまうなどの内容です。

大人の真似による嘘

親の言い方や態度を真似してつく嘘です。
親が子どもに適当なことばかり言っている場合、子どもも悪気なく気軽に嘘をついてしまいがちになります。

※対応

このような嘘は、子ども自身の発達の問題だけではなく周囲の大人の対応や環境も要因となっていることが多いようです。やめられるように、無理なく導いてあげる必要があります。

対処法のポイントは、次の通りです。
・大人の子どもへの対応を振り返る(厳しすぎていないか、我慢をさせすぎていないか、期待過剰になっていないかなど。)
・子どもの言い分をよく聞いてあげる
・本当のことを言っても絶対に叱らない
・なぜ嘘はいけないかを理解させる
・正直に話したことを十分にほめる

年齢別の特徴

2歳半~3歳頃

この時期は、まだ認知力が低く、現実と非現実、自分と他者との区別が曖昧です。自覚なく嘘をついている場合がほとんどです。
親が不安になったり苛立つ必要はありません。微笑ましい発達過程の一つとして、見守りましょう。

3歳~4歳頃

少しずつですが、自分の世界と現実の世界の区別がつき始め、自分がしたことを把握できるようになります。
絵本やテレビ番組でも道徳心を育てる内容が出てくるため、「嘘をつくのはいけない」という理解も始まります。よって、意図的に嘘をつく姿が見られるようになります。でも、すぐにバレる嘘やその後の会話のつじつまの合わない嘘がほとんどという段階です。いきなり叱るのではなく、嘘をつくのがいけない理由を丁寧に伝えながら、正しい行動がとれるように導きましょう。

4歳~5歳頃

特にこの時期は、嘘をつく姿がよく見られます。嘘をつくためには、知性やコミュニケーション力が必要になりますので、子どもの成長の表れとも言えます。
この時期の嘘は、前述2通りの嘘をつきます。
悪いことをしてしまったという自覚は十分に持っています。嘘をついたことそのものより、本当のことを言ってくれない親の悲しさを伝えることと素直に言えたことを認めるのが大切です。

最後に

子どもは、発達過程の中で嘘をつくものです。いろいろな嘘を経験しながら大人へと成長していきます。子どもが嘘をつき始めても心配せず、「心の力がついてきたんだ」ととらえましょう。

問題のない嘘、注意が必要な嘘、いずれの場合も、まずは子どもの言い分をよく聞くことです。
その上で、本当のことを言える勇気を育ててあげるといいですね。

子どもの発言が嘘かまことかということよりも、なぜ嘘をついたのかが重要です。
気を引きたかったのか、不安なのか、甘えたいのかなど、嘘には隠されたメッセージがあります。
子どもの本当の気持ちを理解し、心に寄り添ってあげたいものですね。

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