子どもの「イヤイヤ」をどう乗り切る?初めての反抗期「第一反抗期」について

子育て相談
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反抗期と聞くと、まず思春期の反抗期を思い浮かべるかもしれませんが、初めての反抗期は、幼児期に現れる「第一反抗期」です。
親を困らせる言動が増えますが、子どもにとっては自立心が芽生え、赤ちゃんから子どもに成長しようとする大切な時期です。

「2歳半の娘がいます。とにかく、何でも『イヤ』『ダメ』の毎日です。何を言っても気に入らないようで、まったく言うことを聞きません。『魔の2歳児』は覚悟していたのですが、イライラが止まらず正直疲れます。どのように対応すればいいでしょうか?」

今回は、このような相談にお答えします!

反抗期とは

周りの人からの指示に対して、否定や拒否の言葉を言ったり、反抗的な態度をとったりする時期のことです。
第一反抗期のテーマは「自分の思いの実現」です。
自我が芽生え、自立心が生まれる2歳~4歳に、初めての反抗期を迎えることが多いようです。(個人差はあります。)

反抗期の始まりや終わりの年齢、長さ、反抗の仕方には個人差があります。中には、目立つような反抗的態度を見せない子もいるため、親が反抗期に気づかないまま過ぎる場合もあります。

人生には大きな反抗期が2回あります。
幼児期に現れる「第一反抗期」と思春期に現れる「第二反抗期」です。最近では、大きな2回の反抗期の間に「中間反抗期」があるとされています。

中間反抗期は、6歳~10歳頃、年長から小学校の中学年あたりで見られます。
やたらと口答えをする、注意を聞かない、親の言うことより友達を優先する、黙って自分だけでやろうとするという姿が特徴的です。
この年齢になると、家族中心の生活から友達を重視するようになり、急速に仲間意識が発達します。対人関係を学ぶ大切な時期と言えるでしょう。

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子どもの葛藤

一般的に、2歳以降は、歩行が完成する、自分でご飯を食べる、言葉が増える、オムツがはずれるなどできることがどんどん増えます。
気持ちは一人前です。でも現実はうまくいかないことばかり…子どもの心にも葛藤が生じているのです。

反抗期の時の子どもの気持ち

「よし!いろんなことができるようになってきたぞ!」
「何でも一人でやれるぞ!大人と同じだ!」
「自分で何でもやるぞ!」
それなのに現実は、周囲から指示されてばかり…
「もうっ!自分でできるのに!!」
「ママと同じようにやってみよう!」
でも実際にやってみるとうまくできない。ショボーン…
「やっぱりママにやってもらいたいな…」

親や兄姉と同じことをしたいのに、うまくできずにもどかしさを感じてしまいます。自分でやると言っておきながら、うまくできない事実に直面すると「やってもらいたい」という甘えの気持ちも出てきます。
このような心の葛藤が「反発」として表に出るのです。この時期は、まだ言葉で十分に思いを伝えることはできないため、「イヤ」「ダメ」の言葉や癇癪で自分を表現していきます。
言葉による意思伝達が上手にできるようになると、落ち着いてきます。

親を嫌っているわけではない

「嫌い」「あっち行って」という言葉もよく聞かれますが、本当に親を嫌っているわけではありません。言葉が未熟なので、時にはドキッとする強い言葉を使ってきますが、親に反抗しているのではないので安心してください。ただ「自分でやらせて~。ママは見守っていて。」と訴えているだけなのです。
「イヤ」=「見守ってて」と置き換えて、「自分でやりたい!」の気持ちを見守ってあげましょう。

親にとっての反抗期

反抗期を迎え、葛藤しているのは子どもだけではありません。特に第一子(最初の子)の母親のほとんどが、子どもの反抗期の始まりに、多かれ少なかれ葛藤や苛立ちを感じていると言われています。親だって人間ですから、反抗されたらイライラするのは当然ですね。

大変なこともありますが、我が子の他者性を認識できる大切な時期でもあります。

赤ちゃんの頃は、食事、排泄、睡眠、着替え、移動すべてにおいて親(保護者)に依存していました。保護者がいないと生きることさえできませんでした。良くも悪くも親がすべてをコントロールすることで、生活が成り立っていたのです。

それが、自我が芽生え、自立心が生まれる反抗期になると、「自分で」「自分のやり方で」やりたがる我が子に出会います。
親は反抗期を通して「我が子が必ずしも自分の期待通りには動かない」ということを体験します。親自身の視点と子どもの視点の違いを認識する良い機会と言えるでしょう。

付き合い方の目安

まずは子どもの主張を受け止める

子どもの思いを理解し共感することが大切です。但し、子どもの欲求をすべて叶えることではありません。親が自分の欲求を叶える存在にならないように気をつけましょう。なぜ「イヤ」なのかを丁寧に考えることが大切です。

例えば、公園から帰る時間になっても「イヤ、帰らない!」と動かなかったら、「そうね、まだ遊びたいよね。じゃあ、お家までママとかけっこしよう。ヨーイドン!」と、遊びたい気持ちに寄り添いながら、遊び感覚で楽しく帰宅できるような配慮をしてあげるといいでしょう。

思いを代弁する

癇癪がおさまらない、「イヤイヤ」が止まらないという場合は、気持ちに寄り添い、思いを代弁してあげましょう。
「やろうと思ったのにママが先にやっちゃったから嫌だったんだね。」など、子どもの思いを言葉にして伝えてあげると、理解してくれているんだと感じ、安心します。

すぐに対応する

「イヤ」と言い出したら、すぐに対応しましょう。イヤイヤを引っ張れば引っ張るほど、お互い感情的になってしまい辛いです。

提案型で伝える

「全部食べなさい」という命令ではなく、「人参とトマト、どっちから食べる?」という提案型にすると、子どもの受け止めやすさにつながります。

事前に予定を伝える

先の見通しが立つと、子どもは安心します。これは大人も同じですね。
幼稚園からの帰り道に、「家に帰ったら、手を洗っておやつを食べようね。」と、先のことを伝えておくと少しゆとりが出ます。

ダメなことははっきり伝える

いくら自分でやりたいという気持ちがあっても、やってはいけないことは毅然とした態度で伝えましょう。特に、自分にとって危険なこと、相手に危害を加えることはすぐに止めることが必要です。

「物や条件で釣ること」はおすすめしない

確かに、「〇〇をやったら●●を買ってあげる」などの方法は、即効性が高いです。しかし、毎回、物や条件で指示をしていると、ご褒美がないと動けない子になる恐れがあります。
絶対にやってはいけないわけではありませんが、このやり方は「ここぞ」という時のみにしておきましょう。

最後に

反抗期は、自我伸長期です。「困らせる姿」はあっても、発達上の「困った行動」はありません。

子どもは親にぶつかり、反抗と甘えを繰り返しながら大人になっていきます。
子どもに「ママなんて嫌い!」と言われるとへこんでしまうかもしれませんが、「イヤイヤ」が思い切り言えるのは、親を信頼している証拠です。
子どもの成長信じ、自立に向けた挑戦をあたたかく、根気強く見守ってあげたいものですね。

コメント

  1. […] […]

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