思春期の反抗期…原因は?男女の違いは?NG対応は?

ちょこっと学べるコラム
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子どもの反抗期。人生に何度か訪れます。誰もが知る有名な反抗期が思春期の反抗期、いわゆる「第二反抗期」です。第二反抗期のテーマは「親からの自立」です。自立心が強く芽生え、親をはじめとする大人を否定しながら、自分の価値観や自我を確立していきます。親から自立するための大事な時期であり、大人になるために欠かせない通過点です。第二反抗期の訪れは、子どもの成長の証と言えますね。
でも 「思春期=反抗期」というイメージを持つ人も多いくらい、思春期の子どもの反抗的態度はなかなか厄介なので、親の悩みが尽きないのも事実です。今まで楽しく会話も外出もしていたのに態度が一変。何も話さない、無視する、気持ちの波が大きい、不機嫌になったら手が付けられない、親へのあげ足取りが酷い、親を避けるなど、まるで性格が変わったかのように感じてしまうかもしれません。
なぜ「思春期」に反抗的態度をするのか、その時期の子どもの特徴や男女の違い、対応のヒントなどを紹介します。反抗期でお悩みの方の参考になれば幸いです。

反抗的態度をとるのはなぜ?

思春期の子どもが反抗的態度をとる原因は、大きく次の3つです。

①体の変化と心のギャップが生じるから
②ホルモンバランスが崩れてイライラしやすくなるから
③自我が大きく発達するから

思春期の子どもは、まず二次性徴にともなう体の変化に直面し、性別に応じて変化した自分を受け入れなければなりません。この時期の心身の変化は想像以上に急激です。体の変化に心がついていかなくてストレスとなり、自分でもどうしようもできない戸惑いを周囲にぶつけてしまうんですね。
その思春期と第二反抗期の時期が重なるため、この時期の反抗的態度は凄まじいものになりがちです。「2歳のイヤイヤ期なんて可愛いものだった…」と感じる方も少なくないでしょう。
身体だけでなく、自我も大きく発達します。自立心が芽生え、親からの自立に向けて進もうとします。でもまだ完全な大人ではありません。心の中を覗くと「早く大人になりたい」という自分と「子どものままでいたい」という自分がせめぎ合っています。子ども自身も葛藤を抱え、悩み、揺れ動いています。

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性別による違い

思春期の反抗期はおおよその時期やイライラしやすい、弱者にはやさしいなどは男女共通です。でも、性徴や反抗的態度に違いがあります。それぞれの特徴を知っておくと気持ちに余裕が出るかもしれません。

男の子

男の子の第二次性徴

・声変わり、ひげ、身長や体重が伸長、がっしりとした体に変化
・親よりも友達が一番になる
・異性や性への興味が強くなる

男の子によくある反抗的態度

・口数が減り、会話をしなくなる
・親と関わろうとしなくなる
・物にあたる(壁やドアを壊すなど)
・母親に暴言を吐く

女の子

女の子の第二次性徴

・女性ホルモンが分泌、卵巣や子宮の発達、月経開始、丸みを帯びた体に変化
・周りの友達、友達関係が気になる
・異性への興味や恋愛感情が芽生える

女の子によくある反抗的態度

・口答えが酷くなる
・父親を毛嫌いする
・エストロゲンの活発な分泌により集中力が欠如しイライラする
・部屋に入られるのを嫌う

親のNG対応例~男女共通~

思春期の反抗期のテーマは「親からの自立」です。 コミュニケーションのポイントは「子ども扱いしないこと」です。とにかく、自分で考えたい、判断したい、行動したいと思っていますので、過度な小言や口出しはNGです。思春期になると幼少期とは違って親の力で押さえ込むこともできなくなりますし、言うことを聞かせようと思えば思うほど反抗心が強くなります。NG対応をまとめましたので、参考にしてください。

子ども扱いする

「すぐ片付けなさい。また失くすわよ」「ほら、野菜も食べなさい」など、細かいことをいちいち取り立てて叱るのは控えましょう。このように子ども扱いしていると、親子でイライラするだけでなく、反抗期が無駄に長期化してしまいます。細かいことは本人に任せ「大人扱い」する方が子どもの成長につながります。子どもの面も残っているので、目に余る場面も多々あると思いますが、子どもに自身に任せ、見守る勇気も必要です。

過干渉や過指示をする

かわいい我が子です。何かと手をかけてあげたくなるのが親心ですね。でも、第二反抗期にある子どもは、そんな親のサポートを煩わしく感じてしまうのです。
口数が減ったり、無視されたり、やる気が感じられなくなったりすると、ついいろいろと聞きたくなってしまいますが、この時期だからこそグッと我慢しましょう。学校の様子、勉強の進み具合、友達のことなど、根掘り葉掘り聞くと、反抗はエスカレートするばかりです。
第二反抗期は、子どもが親離れすると同時に、親も子離れするよい機会です。子どもと適度な距離感を作り、過干渉や過指示を思い切ってやめることがおすすめです。過干渉や過指示をやめると子どもは成長します。

突き放す

過干渉や過指示はNGですが、すべての声掛けがNGということではありません。挨拶など普段通りの声掛けは行いましょう。特に「気をつけていってきてね」「よくがんばったね」「お疲れさま」など、受け手が心地よくなるような言葉は意識的に掛けることがおすすめです。子どもの機嫌により無反応の場合もあるかもしれませんが、親がいつもと変わらぬ態度で接してあげることが大切です。声掛けをまったくせず突き放してしまうと、子どもは見捨てられたと感じてしまいます。
更に、子どもが話しかけてきたら、きちんと話を聞いてあげましょう。特に悩みや相談はしっかり向き合って親身になって聞くことが大切です。普段は反抗していても、いざという時に頼るのは親です。いつでもどんな状態でも受け止めてあげる、心の余裕が持てるといいですね。

人格否定の言葉を言う

子どもがどんなに酷い反抗的態度を見せたとしても、人格を否定することは絶対にNGです。親に人格否定されることほど傷つくことはありません。「親は自分のことをそう思っていたんだ」と自己肯定感が損なわれ、自信をなくします。何より親への不信感が大きくなります。深く傷つく言葉は、言われた側はいつまでも覚えているものです。場合によっては、反抗期が過ぎた後も元の信頼関係は取り戻せなくなる恐れがあります。時として、言葉は凶器にもなります。気をつけたいですね。

親がストレスを溜める

さじを投げるわけではありませんが、思春期の反抗期はどうしようもない部分があります。子どものどうしようもない反抗に対し、真っ向からぶつかって喧嘩をしても不毛です。ストレスが溜まるばかりで、親子ともに身が持ちません。
そうならないためにも、子どもの理不尽な言動を受け流すスキルを身につけることもおすすめです。また、どうしてもカッとなってしまう時のために、自分なりのストレス解消法を作っておくことも効果的です。スポーツ、外食、買い物、好きな俳優のドラマ鑑賞、、これをすればスッキリ!ということをあらかじめ用意しておくと余裕ができます。

最後に

第二反抗期を迎えた子どもは、親以上にストレスを抱えています。
私は、思春期の反抗期は、サナギから蝶になるのと似ているように感じています。イモムシがサナギになる時、体は一旦溶けてドロドロの液状になります。そこから細胞を再構築し、徐々にあの美しい蝶の体を作り上げていくのです。そこに費やすエネルギーはどれほどでしょう。恐らく、もがき、苦しみ、痛みもともなっているのではないでしょうか。立派な大人になるためには、たくさん悩み苦しみ、いくつもの矛盾、無駄、無理、無茶を実際に経験することが必要な気がします。

大人はつい手や口を出しサポートしたくなりますが、子どもが自分で成長し自立できるようにそっと見守ってあげましょう。そして、日々揺れる子どもの心を丸ごと受けとめてあげる安全基地の役割になることが大切です。すべてを受けとめてくれる親の愛情を実感した子は、自分のとも大切にするようになります。
思春期の反抗期は大変ですが、一過性のものです。多くは、中学を卒業する頃にはおさまる傾向が見られます。親自身も過度に神経質にならずどっしりと構え、子どもが大人になるための通過点を一緒に過ごしてあげられるといいですね。

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