食品添加物とは?「無添加」であれば安心??食品表示の見方についても紹介

ちょこっと学べるコラム
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「食品添加物」と聞いて、どのようなイメージを持ちますか?危険、体に毒など、すべてが悪いものと考えがちですが、食品の保存性を高めたり、美味しく食べるための工夫を施したり、健康に配慮した栄養配分を整えたりなど、本来の目的と姿があります。例えば、古くから豆腐に使われている「にがり」も食品添加物です。
ただ、すべての食品添加物が安全かというとそうとは言えません。安全性が確立されておらず、人体への影響が懸念される危険性が指摘されているものもあります。
食品添加物の基礎知識をおさえ、特に子どもに与える食事は安全なものを選べるよう準備をしておきたいですね。

「食品添加物」の定義

「食品添加物」について、「食品衛生法」の第4条にて以下のように明記されています。

添加物とは、食品の製造の過程において又は食品の加工若しくは保存の目的で、食品に添加、混和、浸潤その他の方法によつて使用する物をいう。


厚生労働省「食品衛生法(昭和22年12月24日法律第233号)」

上の文を噛み砕いてまとめると、食品添加物は次のような場面で使われていると言えます。
・食品を製造、加工するとき
・食品の栄養価を高めるとき
・食品を形にするとき
・食品を美味しく食べるための工夫をするとき

 (うま味・酸味・甘味などをつける、香りをつける、特有の食感を持たせる、色付けや色抜きをするなど)
・食品の品質を保つとき

食品添加物の種類と使用目的

主な食品添加物の種類と使用目的、添加物の例は以下の通りです。目にしたことのある物質も多くあるのではないでしょうか。

種類使用目的添加物の例
保存料食品の保存性をよくするソルビン酸・しらこたん白抽出物・安息香酸ナトリウム
甘味料食品を甘くするアスパルテーム・キシリトール・サッカリンナトリウム
着色料食品に色をつける食用黄色4号・カラメル色素・カロテノイド色素
酸味料食品に酸味を与えるクエン酸・乳酸
調味料食品にうま味などを与え、味をととのえるL-グルタミン酸ナトリウム・5´-イノシン酸二ナトリウム
苦味料食品に苦味を与えるカフェイン(抽出物)・ナリンジン
香料食品に香りをつけるバニリン・酢酸エチル・オレンジ香料
糊料食品に粘り気を与え、崩れないようにするペクチン・メチルセルロース・アルギン酸ナトリウム
発色剤ハムなどの色や風味をととのえる亜硫酸ナトリウム・硝酸カリウム
漂白剤食品を白くし、きれいにする亜硫酸ナトリウム・二酸化硫黄・イマザリル
防カビ剤カビの発生を防ぐジフェニル・オルトフェニルフェノール
酸化防止剤酸化を防ぎ、保存性を高めるエリソルビン酸ナトリウム・BHA・BHT
膨張剤パンやケーキなどを軟らかい食感にする炭酸水素ナトリウム・焼ミョウバン
乳化剤 水と油を均一に混ぜ合わせる 植物レシチン・グリセリン脂肪酸エステル
光沢剤食品に光沢を与えるシェラック・ミツロウ
栄養強化剤栄養素を強化するビタミンC/乳酸カルシウム
pH調整剤食品のpHを調節して品質をよくするDL-リンゴ酸・乳酸ナトリウム
ガムベースチューインガムの基材エステルガム・チクル
イーストフードイーストの発酵を促すリン酸三カルシウム・炭酸アンモニウム
かんすい中華麵の食感や風味を出す炭酸ナトリウム・ポリリン酸ナトリウム
豆腐用凝固剤豆乳を固める塩化マグネシウム・グルコノデルタラクトン

添加物は食品表示で見分けよう~食品表示の見方

食品はすべて、「食品表示法」により表示基準が定められています。袋やパックで中身が見えるものも物も見えないものも、表示ルールが適用されています。買う前に必ず食品表示を確認することが大切です。

食品表示の見方のポイント

食品表示基準が定められている
食品表示では、製造者、加工者などに食品表示基準の遵守が定められています。名称、保存方法、消費期限または賞味期限の他に、原材料と食品添加物の表示も義務付けられています。
原材料→食品添加物の順で記載されています。上の表示例でも初めに豚肉などの原材料、次にリン酸塩(Na)などの添加物の順で表示されていることがわかります。

添加物使用量が多い順に表示されている
食品添加物は、原則使用した量の多い順番で記載しなければならないという規則があります。表示例では、リン酸塩(Na)が多いと読み取れます。食品表示を見ただけで、添加物の内容だけでなく、どの添加物が多く使われているかもわかるのですね。

「用途名(物質名)」の表示には特に注意する
表示方法には大きく2種類あります。一つ目は「香料」「膨張剤」「乳化剤」など用途名のみの表示でよいものです。もう一つは「リン酸塩(Na)」「甘味料(サッカリンNa)」など用途名と物質名を併記しなくてはならないものです。
後者のように、用途と物質の併記が義務付けられている添加物は、毒性が強い場合が多いため特に注意が必要です。
以下に、注意が必要な食品添加物と危険性をまとめましたので参考にしてください。

「無添加」なら安心?

食品表示を気にし始めると、多くの食品に添加物が使われていることがわかってきます。子どもに与える食品は、できるだけ添加物の入っていないものを選びたくなりますね。そうなると「無添加」という表記が安心や信用の気持ちにつながり、半ば無条件で手にしたくなってきます。
ただ、「無添加」表示のルールは、法律で定められていません。つまり、本当に添加物を一切使っていないものもあれば、何が無添加かよくわからない無添加食品やもともと添加物不要な食品なのに「無添加」と表示し消費者にアピールしているもの(だしに使う昆布など)もあります。
「無添加=体にいい」と思い込んで、無添加の表示だけで商品を選ぶと危険かもしれません。表示や商品名に惑わされず、食品表示をよく見ながら、慎重に判断することが大切です。

注意が必要な食べ物

成長期の子どもには、危険性の高い食品添加物は避けたいですね。食品添加物という観点から、特に注意が必要な食べ物をまとめました。子どもが好きな物ばかりですが、与え方や量に気をつけることが健やかな成長、発達のためには重要です。

清涼飲料水
糖分を気にしてジュースを控えている方も多いと思います。では「ノンシュガー」の表記があれば安心でしょうか。実は、ここが落とし穴です。
「ノンシュガー」は確かに砂糖は使用していません。でも、その代わりに人口甘味料(アスパルテーム、スクラロースなど)が含まれていることがあります。
これらは、免疫機能への悪影響、肝機能障害、脳腫瘍などを引き起こす危険性があると言われています。
子どもには、人口甘味料を使用していない飲料水を選んであげましょう。

ウインナー、ハム、ベーコン
これらも子どもに人気のある食品ですね。お弁当などでも使いやすく便利です。
でも、鮮やかな色にするために発色剤(亜硝酸ナトリウム)を使用していることが多いです。
これは、強い毒性が指摘されており、多量に摂取すると頭痛、吐き気、チアノーゼ、意識障害などが生じると言われています。
子どもには、発色剤を使用していないウインナーやハムを選びましょう。発色剤が含まれている場合は、1日1本(枚)、多くとも2本(枚)までに制限しましょう。与える場合は、1~2分湯通してから調理すると添加物を減らすことができます。

ゼリー、グミ
色鮮やかなゼリーやグミは、子どもの目を引き食欲を高めますね。
でも、その色鮮やかさを出すために、着色料(タール色素、カラメル色素)が使用されていることが多いです。
これらは、発がん性物質があると疑われており危険性が否めません。
子どもには、タール色素とカラメル色素が添加されているものは避け、天然色素のお菓子を選んであげましょう。

最後に

食品添加物は実に膨大な数が存在します。それだけ食生活の中では切り離せないものだと言えるでしょう。すべてにおいて国が決めた表示基準があり、守るべき表示ルールがあります。そのルールさえおさえておけば、食品選びも怖くありません。「添加物=悪」ではなく、必要なものと避けたいものを正しく判断し、健やかな食生活を送りたいですね。

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